2023年8月25日に元スペイン代表のアンドレアス・イニエスタの初ホーム戦を見に行ってきたました!!
そこで今回は、UAEサッカーとエミレーツクラブスタジアムへ観戦に行くときに抑えておくポイントについて詳しく紹介していきます。
イニエスタの所属チーム
エミレーツクラブ(Emirates Club)
UAEのラスアルハイマ(Ras Al Khaimah)に本拠地を置くプロサッカークラブ。
2022-2023年にUAE1部リーグから昇格して、2023年からUAEプロリーグでプレーしている。
エミレーツクラブスタジアムを本拠地としており、スタジアム収容人数は5,200人。
試合前
夏の陽射しが煌めく中、イニエスタの初ホームゲームを観戦するため、午後4時にスタジアムへと足を運んだ。キックオフは午後6時だが、交通渋滞を予想して早めに出発した。
スタジアムに到着すると、意外なことにスムーズに進行している交通に驚いた。スタジアムに隣接する道路は、午後4時30分には渋滞もなく、流れるように車が進んでいた。
しかし、入場ゲートでの出来事は少し挫折感を感じさせるものだった。セキュリティーのスタッフからかばんや水の持ち込みが禁止され、暑い太陽の下で36℃の中をスタジアムの反対側まで歩かされた。
反対側に到着すると、荷物を預ける場所が用意されていたが、預け入れを証明する紙などはなく、手書きのメモ用紙に「1」と書かれた紙を渡されただけだった。対応の不足に少し驚いたが、これも現地ならではの一幕と受け止めることにした。
スタジアムに入ると、イニエスタを迎える歓迎パレードが行われていた。早めに到着した甲斐があって、パレードを見ることができた。ただ、予想に反してパレードは地味な印象で、もう少し派手な演出を期待していた自分がいた。
観客席には、さまざまなタイプのサポーターが集まっていた。午後4:30分ごろから入場する人々、ギリギリのタイミングで入場する人々、試合が始まってから入場する人々と、様々な入場スタイルが見受けられた。試合がキックオフされた午後6時時点で、スタジアムの約4割が埋まっていた。試合開始から20分ほどで観客は増え、スタジアムの約6割が埋まった。イニエスタに魅了された多くの人々が来るだろうと思っていたが、満席には至らなかった。
スタジアム内では、地元住民たちが身に着ける白い衣装「カンドゥーラ」を着た観客が半分近くを占めていた。
試合
現地のアラブ人サポーターは、スピーカーを駆使して声を響かせ、チームへの熱狂を表現していた。一方、アフリカ系のサポーターは、民族音楽のリズムを奏でる太鼓を持ち込み、魂のこもった応援を繰り広げていた。
アラビア語の歓声とアフリカの鼓動が交じり合うその光景に、改めて異国の土地にいることを実感した。
スタジアム内では、自分で持ってきた水は持ち込み禁止だったが、50ディルハムの席はクラブから水の提供があった。
イニエスタがボールを持つたびにスタジアムは沸き立ち、開始わずか2分でイニエスタのアシストで先制点が決まった。しかし前半は1対3で劣勢で終わった。
ハーフタイムになると、多くの人たちが休憩のために席を離れた。席を離れた人たちが戻ってきたのは後半の開始から10分後だった。イニエスタ目当ての人たちが帰ってしまわなうのでないかと思っていたがそんなことはなかった。
後半が始まると、暑さに疲れた観客たちの姿があったが、エミレーツクラブが巻き戻しを果たし、3対3の同点に追いつくと、スタジアムは熱狂に包まれた。そして後半延長4分、エミレーツクラブがPKを獲得し、イニエスタのシュートで4対3と逆転。会場は興奮の渦に包まれた。
しかし、試合終了間際の延長15分に相手チームにPKを与えてしまい、結果は4対4の引き分けに。クラブとしては悔しい結末となったが、これこそがサッカーの魅力だと改めて感じた。
試合の結果は惜しいものでしたが、イニエスタのホーム初ゴールに立ち会い、スタジアムの熱気を肌で感じることができたのはよかった。
試合後
試合が終わり、他の選手がロッカールームに戻る中、初めてのホームゲームという特別な瞬間を迎えたイニエスタは、それぞれのスタンドにボールを投げるというファンサービスをした。フル出場で疲れていたせいか、彼の表情からは少し余裕のない感じも伝わってきた。
サポーターがスタジアムを後にする際、日本のように掃除をしてスタジアムを清潔に保つ光景は私の目には映りらなかった。むしろ、ヒマワリの種の殻を地面に捨てたまま帰っていく現地の観客もいた。ヒマワリの種をスタジアム内に持ち込めてしまうことも驚きだった。地元民だから許されたのだろう。
メモ用紙に「1」と書かれた紙を手に、かばんを受け取りに向かった。そこには預けた際と同じ係員がおり、紙を提示したら、中身もちゃんと入ったままのかばんが返された。この国の治安の良さを再確認する瞬間だった。ただし、エミレーツクラブにはまだ改善の余地があるように感じた。
スタジアムに隣接する道路は渋滞していた。
エミレーツクラブスタジム観戦で抑えておくポイント
エミレーツクラブスタジアムに観戦に行くときにセキュリティーチェックを通る持ち物
- タオル
- スマホ
- 時計
これ以外はスタジアムに持って入れないので持っていかないほうが無難です。(モバイルバッテリーもダメでした。)しかし、女性で小さいかばんを持って入っている方はいました。自家用車で行かれる方は車内に荷物を置いたまま観戦に行くことは可能です。
服装
半袖短パンで大丈夫です。
スタジアムグルメ
グルメという感じでないですが、水やサンドイッチ、ドーナッツなど軽食がセキュリティーゲートの近くで売られていました。
お手洗い
お手洗いは男女共用でした。きれいとは言えません。
エミレーツスタジアムにサッカー観戦に行って感じたこと
今回はイニエスタがラスアルハイマのサッカークラブに来たということで見に行ってきました。
初エミレーツスタジアム観戦で感じたことは、まだまだ設備が整ってなくて発展途中ということです。
荷物の預け入れの問題やスタジアム周辺の未舗装駐車場などを見てそう思いました。
しかし、まだまだ設備が整ってなくて発展途中だということが今のラスアルハイマの現状なのだと再確認しました。
また、アラビア語の応援を聞くことでアラブの国にいることを感じることもできました。
まだまだ改善すべきポイントが多いエミレーツクラブですが『現地』を感じることができるのでぜひ観戦に行ってみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!